子供を育てやすい環境づくり

日本の将来を支えるのはこれからの子供達です。子供はこれからの国を支える財産です。子供達へ投資する事は未来への投資です。子供の貧困が問題視される中、貧困などによって勉学のチャンスを逃すことの無いような環境づくりが必要です。希望すれば、大学までの進学を国が助成するという制度はヨーロッパでは既に取り入れているところが多いです。

日本は教育にお金がかかり過ぎます。子供を多く欲しいと思っても、生活面だけでなく、十分な高等教育を受けさせられるか、若い夫婦には不安要因となります。安心して子供を産み育てる事が出来る環境が必要なのです。

現在、お産は病気では無いという理由で、健康保険が適用されません。妊婦健診の助成はだいぶ充実してきましたが、高額なお産費用は、後日助成されるとはいえ、一時的にでも準備しなくてはなりません。若い夫婦にはとても大きな金額です。お産費用を借り入れる制度も有りますが、一々書類作成や申請が必要で、手間暇がかかります。お産や産休中の給付金申請も然りです。現実に起きている出産に対して、病院窓口で保険処理するほうが、余計な事務費用も軽減できるはずです。

育児中の保護者が子育てに悩んだり孤立したりしないように、社会で助け合う制度づくりが必要です。今でも「保育所」の他に「子育て支援センター」・「学童保育」など行政が提供するシステムは存在します。しかしながら、学校行事や子供が体調を崩した時など、母親は仕事を中断しなければいけない状況になり、雇用主に理解を求めて早退など融通してもらう必要がでてきます。

 保育園を増設しようとしても、「子供の声がうるさい」と建設に反対や苦情を訴える近隣住民の方々があるといいます。子供達の元気な声は幸せの象徴なのではないでしょうか。私はそう思います。日本の古き良き時代にあったはず、「社会全体で子供達を育てるのだ」という意識を復活させねばなりません。


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